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バルコニーに、月明りを浴びて一つのシルエットが見える。
**「そんなとこにいたら風を引きますよ?」
**「…大丈夫です…お気になさらずに。」
一目惚れだった。
自分よりも長身で、それでいてしなやかな肩のラインに美しく輝く漆黒の髪。
**「あ…あの…」
無言で見つめ返される。
なぜか言葉が出て来ない。
**「あの…その…」
どぎまぎしている僕を尻目に、後ろの方が騒がしくなる。
**「…貴方を探しておられるようですわ…ライザー様。」
ライザー「どうして僕の名前を…?」
**「いずれ…またお会いできます…(ニコッ)」
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