その日の朝

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確かにお姫様の我が儘はあったが、意地悪な所はなく育ちの良さが感じられる。 羨ましく思われても、妬まれはしないというのが、麗子だった。 女子たちの間では、麗子が好きなのはどちらかと、よく話されていた。 麗子も幼なじみであったし、よく三人で遊んだりしていた。 麗子は飛鳥との方が、話している事が多かった。 だから、麗子は飛鳥が好きだろう。 それが、かえでを含めた女子たちの意見だった。 (麗子に勝てる女子なんていないもの。もし二人が付き合っても納得よね) かえでは、そんな風に思っていた。
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