27人が本棚に入れています
本棚に追加
「太一君、それは考え過ぎだと思うわ」
太一の希望通り、麗子は笑って否定した。
「あの飛鳥君が、そんな怖い事をする訳ないでしょ」
「そうだよね、飛鳥は優しくていい奴だよね。でも……」
「でも?」
「正直、ちょっと怖い」
幼稚園からの幼なじみである麗子には、つい本音を漏らしてしまった。
「いいわ、私がなるべく一緒に居るから」
麗子は華の様にニッコリと笑い、そう太一に約束をした。
間もなく三人は同じ高校に進学した。
そして麗子は約束を守り、飛鳥には何も言わずに三人で行動した。
ただそれだけの事だが、太一には心強かった。

最初のコメントを投稿しよう!