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私達はしばらく抱き合っていた。
人気のいない公園で、沈黙が続いていた…
最初に口を開いたのは、だいきだった。
だいき「あぃはさ、俺のコことどう思う?」
あぃ「え?」
だいき「俺は、あぃの話聞いて、あぃのこと嫌いになんかなってない。むしろ、あぃが悪いんじゃない…あぃは元カレと別れて、信じられる相手が見つからなかったから…」
あぃ「だいき…」
だいき「ゴメン、何て言ったらいいかわかんなくて…俺が言いたいのは、俺のこと信じてほしい。最初は信じなくてもいい。長い時間かけて、俺のこと信じてくれたらいいから、俺と付き合ってください。」
嬉しかった…だいきの気持ちがものすごく…
ケド、私は…
あぃ「私は…」
だいき「信じられない?」
あぃ「違う❗だって私汚いもん…だいきが汚れちゃう。」
だいき「………。」
自分が本当に嫌い…。
①番好きな人とも一緒になれない…
けれど、これが私に神様が与えた罰なのかもしれない。
だいき「汚くなんかないよ?」
あぃ「え…」
だいき「あぃは汚くない。本当はとても純粋で心が綺麗な子。だから、大丈夫。俺と付き合って?」
私はうなずいた。
涙も止まらなくて…
感じるのはだいきの温もりと幸せだけだった。
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