~~理由なんてない~~

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 老人はたった1mほどの身長しかなかった。 「事情はワシから話す。家に連れてくるのじゃぞ。くれぐれも丁重にな」  それだけ言うと、その小さな老人は去っていった。 「長老…甘いよ」  諦めたようにソノ泥棒どもを見た。 「無傷のおまえはともかく、あっちは大丈夫か?」  自分でやったが、予想以上に派手にやられた一人は心配になった。 「ん?あっああ…問題ないよ。なあ?」  返事でもするように動いた気がした。
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