~~理由なんてない~~

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「治療ならしてやる。家は医務だから妹に…」  むくっ…  今まで倒れていた少年は、何事もなかったように土埃を払っていた。  驚いた。  あれだけ派手に飛ばされて、ピンピンしていたのだから…。 「言ったろ?問題ないってさ」  この際どうでもいい、生温い長老の意見に付き合いたくない。 「大丈夫なら早くいくぞ」  急かして足早に村へと案内した。
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