~~理由なんてない~~

17/59
前へ
/59ページ
次へ
「ハァハハハ、おぬし等は実に面白いの」 「?」 「何で?」  一時笑っていた長老は、急に顔色が変わった。 「半年…いや、一年前まではおぬし等のような子がいっぱいおったのじゃよ」  意味のわからないようすで、二人は向き合い首を傾げた。 「この村に関わった以上、聞いてもらいたい話があるのじゃが…」 「勿体振るなよ爺さん!」  長老は、小さく深呼吸をすると重い口を開いた。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加