~~理由なんてない~~

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「ワシ等は従うしかなかったのじゃよ」 「誘惑だね?」  脅迫だ!  若い者から喰らう、その言葉の如く実行し続けた。  耐え切れなくなった村の人達は、巨人族の言う要求をのみ続けた。 「我々は、食糧を分け与えること。村の人の命を助けるために…仕方がなく」 「みんなでお食事会だね?」  場を間違えた一言。 「巨人族の食べる量は、この村の人が作る食糧のほぼ8割なのじゃよ。……今となっては足りないくらいじゃ」
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