~~理由なんてない~~

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「これこれ、まだ話は終わっとらん!黙って座らんか」  長老はまだいいたそうだが、二人に目をやると思い出したように言った。 「おおぉ!そうじゃった!おぬし等の名を聞いておらんかったな」  長老は改まって言うが、二人は笑顔で自己紹介をした。 「俺は、烈風 風丸だぜ」 「えっと、竜之 キドだよ」  長老は、聞いた名を覚えようと頭の中で読み返した。  ――ん?竜之…聞き覚えが……
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