~~理由なんてない~~

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「最後だな。この村の民!皆食らってやろう」  泣き叫ぶ声が聞こえた。  もうおしまいだ…。  誰もが思った。 「みんなを困らせるのは私が許しません!」  一人の女の子が屋根の上に立っていた。 「転凜!やめろ」  兄の声は聞こえていなかった。 「これでも喰らいなさい」  自慢の跳び蹴りを、喰らわせようと飛び上がった。  しかし…
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