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「姉貴!なにか知ってるだろ?」
二人の兄弟は、後から話に混ざって来た姉に突っ込んだ。
「黒い宇宙船が、飛び立つのを見たわ」
どうでもいいように、ぼやいた。
「地下にあったやつか…」
家族全員、既に探す気を失っていた。
「馬鹿だな」
「阿保に付ける薬はないってこれか」
兄弟は、軽く笑い飛ばしていた。
一番下の男の子の、勝手な旅立ち、それから波瀾万丈な旅が始まった。
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