~~理由なんてない~~

4/59
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/59ページ
「印月の町からだ。黒い船が飛んで行ったぞ!」  離れ里である町から、飛び立ったものが見えるほど、黒い宇宙船は相当大きいものだった。  唯一、音もなく飛び立つため、室内にいたら分かりっこなかった。 「化け物一族め!一体何を企んでる!?」  どの町も、少しでも印月の町に動きがあると、警戒をし恐れ怯えていた。  黒い宇宙船は、十年前に来た外来者が、置いて行ったものを改造したものだった。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!