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その当時―、
日本の景気をあてにして、自国を後に出稼ぎにやって来る外国人労働者。
いわゆる、ジャパ行きさん達が、日本各地の巷にあふれていた。
しかし―、
日本は既にバブルは弾け、不況風の煽りをまともに受けたかたちになったジャパ行きさん達は―、
不当な労働条件下にさらされて居た。
男は、危険!キツい!、汚い!の…3K。
女は、ヒドい場合は騙され客をとらされているのも、問題になっていた。
給与としては最低賃金でも手にする者は良い方で、
その給与の遅延、不払いで泣く外国人は少なくなかった。
そして…、オイラの友人。
オーリーとジョアンの二人とて、その例外ではなかったのである。
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