エピソード6⃣     ―金曜の夜にパートⅡ―

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「お客さん…、今夜は金曜日の晩…ですよ―」 「ハイ…」 「イヤ!ハイじゃァなくってホテルは、どこ行っても満室ダラケだよ・・・・! 無理!無理!」 と、オイラは顔の前で掌を横に振って見せた! 「…駅近くのホテルも、そうでした…ね」 「でしょう!」 「あのォ、チョット離れててもいいんですが…、在りませんかね?お願いします…」 「厳しい…よねぇ~」 「運転手さん!そこんとこ―、 なんとか!なんとか!お願い!お願い!お願いします!おねが~いし・ま・す」  
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