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ハァ ハァ 階段の奴らを払いのけ駆けあがっていく 階段上がって右の部屋に駆け込んだ 兼、巻いたか? 拓、どうだろ 兼、いってーな 拓、あぁ 咳がとまんねー もう走れねぇよ 修、いましたよー甚平さん! 拓、くそ!ヘタレが 痛くてこの時の記憶あまりはない 自分達が血だらけになってるのだけはわかった 壁に押し付けられ腹を蹴られる 甚平、もう終わりか?なぁ 床に頭をこすりつけられる 兼、やべーもうむり 拓、弱音吐くな逃げんぞ 甚平たちを押し退け 少ない体力で屋上のまで駆け上がった 兼、俺達やられんのかな 拓、んなわけねーだろ 俺らはマジで限界だった 立ってるのが精一杯だった これこそ地獄だった 拓、お前何持ってんだよ 尖った木の棒を持っていた 拓、お前なにすんだよ!!! 兼、ゴメン俺弱かった 拓、おい兼!!!
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