初めてのバンド
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「春樹~秋哉おそいぞ。」 机の上にすわっている 同じクラスの、江夏がいった。 「わりぃ~わりぃ」 春樹は、あくびをしながらいった。 「しかりしてくださいよ。仮にもリーダーなんですから」 椅子にすわる、同じクラスの冬未が言う。 またも あくびをしながら 「ごめんごめん」 と、いった。 すこしの沈黙のあと 四人は、顔を見合わせわらった。
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