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「清兄!!肩車して!」
翔がそう言うと、桐生はひょいっと肩車をする。
翔は桐生が一緒に帰る事が嬉しいようで、かなりはしゃいでいるようだ。
「なんかごめんね?桐生くん…」
「なにが?」
「送ってもらうだけでも悪いのに翔の相手まで…」
「べつにいい」
まるで気にするなと言っているようにぽんっと頭を撫でられる。
「それにしても、びっくりしちゃったな…桐生くんちが保育園だったなんて。今までちっとも会わなかったし…」
「普段は稽古だ」
「稽古?なにやってるの?」
「空手と合気道」
「へぇ~すごいね!だから力もあるんだ」
翔を楽々肩車しているだけはある。私には絶対に無理だよ…
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