170人が本棚に入れています
本棚に追加
保育園から家までは徒歩10分。なんだか本当にあっというまだった。
「ありがとう桐生くん。家ここだから…」
このまま別れるのがなんとなく嫌で、なにか話をしようと考える。
「あ、あのさ桐生くん…お昼っていつも屋上で一人で食べてるの?」
桐生はちょっと不思議そうな顔をしながらうなずく。
そっかぁ…だったら誘ってもいいのかな…
「あ、だったらまた明日一緒にお昼食べてもいい?」
コクリとハッキリうなずいたのをみて安心して嬉しくなった。
「ありがとう!じゃぁ、また明日ね」
「あぁ。翔、またな」
「うん!!清兄バイバイ!!」
挨拶をして桐生は帰っていった。
…また明日一緒に過ごせる。
なんだかフワフワとした気持ちになりながら翔と家の中に入った。
最初のコメントを投稿しよう!