距離感

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「あ、あのさ桐生くんっていつもコンビニでご飯買って来るの?」 訪ねるとコクリとうなずく。 「そうなんだ…桐生先生とか作るの得意そうなのに」 「自分のことは自分で」 「あ、そうなんだ。桐生くん料理苦手?」 「面倒」 仲良さそうに話をしている二人の様子を見ていた零と七菜は驚いた。 《冷酷鉄仮面が女の子と会話になってるよ!!》 「ね、ねぇ二人は前から知り合いだったっけ?」 「あ、違うんだけど…実は翔の保育園が桐生くんの家だったって昨日偶然知ったの」 「え?あの生昌院の?」 零が驚いたように聞き返す。
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