距離感

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もっと… 桐生くんではなくて、名前で呼んで欲しくて… 里緒の声で呼ばれて本当に嬉しかった。 そうこうしているうちに、里緒の家に着いてしまった。 まだ、一緒にいたかったが仕方がない。 「えっと、き、清高くん送ってくれてありがとう。また明日ね」 「あぁ」 …また明日…些細な約束がこんなにも嬉しい。 里緒…いつまでも俺のそばに居て…欲しい。 言葉を交わし出したのはまだ数日だが、もう里緒が居ないのは嫌だと思ってしまうよ…
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