接近

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園内に入ると休日ということもあり、結構な賑わいをみせていた。 「やっぱ日曜だから混んでるな…はぐれないようにしないとな。七菜、手」 「うん」 やっぱりラブラブな二人。 すると、清高が手を差し出してきた。 「ん」 「…?どうかした?清高くん」 「はぐれないように」 そう言いながら、里緒の手を握る。 自分達が七菜達と同じようにしていると思うとかなり恥ずかしい… でも、ちょっと嬉しくてほんの少し握る手に力を加える。 全員でしばらくそのままでいろんな乗り物に乗り、大満足。 いつの間にか、手を繋いでいつづけることは自然な感じになっていた。 「ふぅ~…さすがに少し疲れたな。ちょうど昼飯時だし、休憩しようぜ」
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