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「里緒~!!ご飯食べよう?」
チャイムがなり、すぐにとんできたのは親友の櫻井七菜(サクライ ナナ)だ。身長は160cmで細身。クラスの中でも可愛い部類に入る女の子だ。
「あー…うん…」
曖昧に返事をした私を不思議そうに見る。
「どうかした?」
ずっと迷っていたが、迷ってばかりじゃぁ埒が明かない。そう思い、物は試しにいつの間にか教室から居なくなった彼の居場所を聞いてみた。
「うん…あ、あのさ、桐生くんってお昼はいつもどこに居るのかな?」
「はぁ?なんで里緒が桐生の事なんか知りたがるの!?…まさか…」
「あ、ち、違うよ!!」
なにか激しく誤解を招きそうだったので、昨日の話をかいつまんでし、お礼をしたい事を説明する。
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