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(にこっ)
己薔薇『お客様お名前は』
?『えっ苺です』
己薔薇『苺様ですね。私はこの店のオーナーの己薔薇(コバラ)と申します』
妃薔薇『私はシェフを勤めさせて頂いています妃薔薇(ヒバラ)と申します』
苺『ご丁寧にどうもです』
己薔薇『苺様お悩みをお持ちですね?』
苺『えっなんでですか』
妃薔薇『薔薇がそう言っております』
苺『薔薇が?』
私は薔薇が本当に
言っている訳では無いのに
と思っていた
次の言葉を聞くまでは
己薔薇『苺様は2日前に失恋いたしましたね?』
苺『えっなんでそれを』
妃薔薇『薔薇が言っておりますよ。悲しくてずっと泣いていたと』
苺『薔薇が分かるわけ無いじゃない。ましてや薔薇が言っているなんて』
己薔薇『私達は 生まれたときからこの薔薇と一緒です。だからわかるのです薔薇の言葉が』
妃薔薇『それに薔薇はとても敏感で 人の心を読めるのですよ』
苺『そんな訳ない』
己薔薇『ではなぜ私達が苺様が失恋したか分かったのでしょう』
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