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「行ってきまーす」   俺は橙色の空をした夕暮れ時に家を出た。 なんだか新しい環境に行くとなると、心がウキウキしてくる。   どんな奴が勉強してるんだろう。   どんな先生が教えてくれるんだろう。   どんどん想像が膨らむ。   指定された教室に入ると、個人の席があり、一つ一つが半透明の壁で隔てられている。   自由席らしく、先に教室に入っていた生徒が好きな席に座っていて、列毎に何人かの先生が生徒に教えている。   俺はあまり人の居ない列に腰掛けた。 バッグからテキストを取り出し、勉強を始めた。   教室は静かで、ほんの少しの話し声しか聞こえない。  よし、これなら集中して勉強できる!
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