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順調にテキストを進めていったけど、難しい問題が出てきた。   「…先生っ」   あまりこういう環境に慣れてないから、静かなときに声を出すのが恥ずかしい。   「どうした?」   歩み寄ってきた先生を見てびっくりした。   身長は180センチはありそうな長身で、 髪は全体的に金髪だった。 服も今どきのお洒落なのを着ている。   こんな人が先生やってていいのか…? でも、先生なんだから聞いてみなきゃ。   「先生、ここってどうやって解くんですか?」   「ああ、これね。」   先生は優しい口調で、問題を解説してくれた。 凄くわかり易くて、びっくりした。 外見に似合わず、かなり優しそうだな…   「あ、ありがとうございますっ…」   「頑張れよ」   にっこりと微笑まれ、ドキッとした。     何だよ俺、ドキッとしてさ… ないない…絶対ない!   髪をくしゃくしゃにした後、また勉強に取り掛かった。
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