蒼空の誓い

高校生

「俺なんか…俺なんか…どうせ冴えない普通の男だよ！」

「うるさいですねぇ、というか誰ですかこの冴えない馬鹿そうな子は。」

「ちょっ！先輩!?いくらなんでもひどいっすよ!?つかさっき会話しませんでした!?」

「あなたのような人と話した記憶はございません。というか邪魔です。消えなさい。」

う～わ～…眼中にもないってか…。
つか先輩結構毒舌だ。酷い。

あ、なんか泣き崩れた。

「うぅ…もう死のうかな…。」

あら、流石に精神的ダメージが大きかったか。
…しょうがない。そろそろ止めとくか。このままじゃ遅刻しそうだし。

「先輩？そろそろお遊びも止めませんか？周りの視線も痛いですし、HRの時間も近いですから。」

そう、校門の前でこんな事をやっているのだから後から登校して来た別の生徒から色んな視線が…痛いです…。