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崩壊してしまった番組を繋ぐ為に過去のシャキンのVTRが流された。
(`・ω・´)「つまり、貴方が住む現世と同時進行しているパラレルワールドがある訳でして、貴方が抱く理想の世界との格差、満足感、それらは前世で貴方の積んだカルマ(業)の現れなのです。」
(`・ω・´)「ご安心下さい。来世の為に善行を積むというのは、現世をも幸せにする力を持っているんです。具体的に何を、というのは難しいですが人として当たり前にすれば良いのです。神を信じるのも良いでしょう、何かを頼みの綱ともするのも良いでしょう。それら全ては貴方の汚れを落とし、貴方を幸せへと導くでしょう。」
川 ゜-゜)「私達幸せだよな」
( ^ω^)「ん?」
川 ゜-゜)「お前も、かけがいのない友達が居て、私にはお前という弟が居て、毎日何不自由なく生きれるから…な」
( ^ω^)「………」
川 ゜-゜)「どうした?何か今の世界に不満でもあるのか?」
( ^ω^)「いや…特にそれはないんだお、でも…最近は自分が自分じゃないように感じる時があるお…」
川 ゜-゜)「それは例えば…どういう事だ?」
( ^ω^)「僕は…ブーンだけど、内藤って呼ばれてた筈なんだお、それにドクオの事だって、景山って呼んでた筈なんだお」
川 ゜-゜)「それは1年前くらいの話じゃないか」
(;^ω^)「へぁ…?」
川 ゜-゜)「それは、高1始めくらいの時の話じゃないか」
(;^ω^)「ぇ………?どうゅう事なんだお?」
川 ゜-゜)「むぅ…まぁ多分に疲れてるんだろ」
(´ω`)「そうかもしれないんだお……」
川 ゜-゜)(どうしたんだ……こいつは。)
ブーンは自分の部屋へと戻り、ショボンに言われたプロフィールをまとめ終わると眠りについた。
クーは悩んでいた。
川 ゜-゜)「何なんだろうか。ただの懐古か…?いや、それにしては…むぅ。いや、そういえば一昨日の夜に何か言ってたな……。」
─回想。
(#^ω^)「つまんねぇぇぇ!!!!!!くっだらねぇお!!!毎日やってらんねぇお!」
川 ゜-゜)「どうしたんだ、いきなり。」
(#^ω^)「毎日学校なんてやってらんねぇんだお!」
川 ゜-゜)「荒れてるな…さっさと寝ろ。」
(#^ω^)「ブツブツブツブツブツブツブツ。」
─そして現在。
川 ゜-゜)「まぁ明日になれば落ち着いてるか。」
川 - )(やはり…私じゃ母さんの代わりは勤まらんのだろうか…)
川 - )「……」
クーは自責の念に駈られながら夜を過ごした。
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