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「俺の名前はっ、プリン・ア・ラ・モードDA(だ)!!」
そう叫んだのは蒼髪の少年。ローブに身を包み、正面を見据えている。
そしてその隣には少女。
二人は、一対の魔物と対峙していた。
「我の名は魔王ミルドラ。貴様のような童が我に何用だ?」
三本の有角魔族。それがミルドラを端的に表現した言葉。
緑色の肌に、何本もの紺のラインが浮きでている。
プリン「HAHAHA(ははは)……。用?お前を滅ぼすためにここに来たにきまっているだろU(う)」
プリンは不敵に微笑み、闇貴族言葉になまった声を発する。
ミルドラ「貴様が、この我を、滅ぼすだと? クハハ、冗談は止せ。笑いが止まらんぞハハハハハハ」
額(ひたい)を押さえて哄笑した。見下し、蔑(さげす)んだ目が二人をとらえている。
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