再会

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「ありがとうね…。なんだかとても、不思議な気持ちになって…。どうしてかしら…、初めて会うのに…。」 声を大にして、言いたかった 私は…私は… あなたに育ててもらったと 私は…、貴方に逢いにきたと… 「ふふっ、どう…してでしょう…ね…。」 声が詰まってしまう… 「……なんか、2人だけで話した方が良さそうだな。オレ、マロンの散歩して帰るから。」 ありがとうございます、修二サン… 「ごめんね。修二。じゃあ…、中へどうぞ。」 私は、もう二度と入るとは思わなかった家へと、 入っていった…
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