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それでも、まぁまぁ最初は仲良くできている方だった。
だけどある日の昼休みに、少し意地悪な子2人組が女子を集めていて、私も呼ばれたから行ってみた。
なんだろ~♪
なんか楽しいことでもあったのかな♪と呑気にして話を聞くと
─アズサ調子に乗ってるよね
─ハブかない?
と、意地悪な2人組が言った。
私はびっくりして言葉を失った。
そしてその言葉を聞いて
「あー…確かにね…」
「私も思ってた…」
口々に賛成する子を見て正直ショックだったし、何より腹が立った。
皆さっきまで仲良かったのに。
そんなことして何が楽しいの?
何の意味があるの?
「…マヤもやるでしょ?」
目線は私に向けられた。
「マヤはやらないよ。マヤはアズサちゃん好きだし、そういうの嫌いだから」
そう言って私はその場を後にした。
─は?何アイツ。
と聞こえてきた気がしたが私の気持ちは変わるわけがなかった。
友達をいじめるなんて普通はできない。
流されたりしたくなかったんだ。
皆おかしいよ。
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