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私は後を追った。まだきっと近くにいるからアズサちゃんを探していた。
すると、映画館の中にあるトイレからふらふらした足取りでアズサちゃんが出てきたのが見えた。
「大丈夫?!」
青白い顔をしたアズサちゃんが私の声に気づく。
「マヤちゃんごめん、急に気持ち悪くなっちゃって。でも吐いてないから大丈夫。」
「顔色悪いよ。今日はもう帰ろう。」
私は歩くのもままならない様子のアズサちゃんを見てそう言った。
アズサちゃんは、イジメを思い出して気持ち悪くなってしまったようだった。
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