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教室に入ると、異変を感じた。
いつもは、すぐに寄ってくる“あいつら”の異変に。
あぁ。次は私なんだ。
そう思った。
同時に恐怖を感じた。
自分の弱さを知った。
自分の強さは見せかけだけだと。
教室の空気に今にも飲み込まれて、消えてしまいそうだ。
“あいつら”だけには負けたくない、負けない。
気にしない、気にしない。
正直、怖かった。逃げたかった。
そんな自分を情けなく感じた。
息をするのが難しい。
怖いよ、でも負けたくない。負けない。
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