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私の鼓動が早くなる。 ヒデと繋いでいる手に ギュッと力が入る。 ヒデ…。 『チコ?どーした?下向いて…大丈夫?』 「え?ううん!何も!!」 私は焦って、首を横に振った。 『そっか?』 だ、駄目だよぉ… どーしよう…。 『チコ。寂しい?』 それは、ヒデからだった。 私を子供扱いしてばかりいるヒデが、 きっかけをくれたんだ。
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