プロローグ

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空は黒く、雷鳴が鳴り響いている…… 雨が降り注ぐ中、傘も差さずに雨に打たれる影がふたつ…… ひとつは地面に膝をつき、呆然としている少年。 ひとつはその影を見下している少女。 「嘘……だろ……」 少年は呟く。 少女はそれに答える。 「いいえ…あなたは……………、」 再び雷鳴が鳴る…… 少年のこれからの運命を、あるいは、すでに起こってしまった「運命」を、嘲笑うかのように…… 時刻は20時20分…… 少年と少女の『運命』が動き出す……
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