運命は動き出す

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ただ何も起きない世界に愛想を尽かしたのだ。 幼い頃は夢もあったし、希望もあった。 しかし、段々と年月が経つにつれて、現実が夢や希望をことごとく砕いていったのだ。 「まぁ、家に閉じこもってない分まだマシか……」 一時期は不登校にもなったが、家でジッとしているよりはまだ学校に通っている方がまだマシ、と判断したのだったが…… 「やっぱ、つまらねぇなぁ……」 と、再び同じ言葉を口にだしながら自分の家の前へと着いた。
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