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「ただいま、っても誰も居ないけどな……」
父親は勇斗が小学校に上がる頃に仕事の疲れが溜まって事故で亡くなった。
だから必然的に母親が働いているので学校から帰ってきても誰もいないほぼ一人暮らしをしているような状態であった。
そんな環境だからか家事はほとんど出来るようになったので、特に困ったことは無かった。
だから勇斗は今まで通り、着替えて夕飯を作り、風呂に入って寝る。これをやろうと思っていた。
だが、今日だけが……いや、今日からその生活が大きく変わるとは思いもよらなかった。
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