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「………」
「え…笑美、顔が険しくなってるよ…」
「そ、りゃ険しくもなるよぅ!」
三時間も待ってるのによって来るのは軽そうな人ばかり。私のタイプはもっと違うの!勿論都古ちゃんのタイプでもない。都古ちゃんは所謂枯れ專だから。
「笑美、悪いんだけど…小母さんが心配するからそろそろ帰るわ。」
「え、もうそんな時間?うん、いいよ!付き合ってくれてありがとね、都古ちゃん!」
都古ちゃんは小さく手を振り、駅の方に帰っていく。
小母さんとは血は繋がって無いけど本当の家族よりも大切だって言ってた。
…私も帰ろうかなぁ。家に。誰も居ないけど。
結局、都古ちゃんが帰って5分も経たないうちに私は帰路につく事にした。
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