現代――そして死

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「リオンか…それでいいよ」 ぶっきらぼうに答えたが、内心は嬉しかったりもする。 「はい。さて話が変わりますが、リオンは自分の魔力が皆無だと、思っていましたよね?」 (いきなり名前を呼ばれたことが、とても恥ずかしかったけど、それより気になることがあった。俺は自分自身の魔力が皆無だと思っていた?) 「…意味が?」 リビアは深刻そうな顔をしながら答えた。 「恐らく……封印です」 リオンは意味が分からず変な声を出した。 「へ?―――」
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