18777人が本棚に入れています
本棚に追加
/230ページ
「リオンか…それでいいよ」
ぶっきらぼうに答えたが、内心は嬉しかったりもする。
「はい。さて話が変わりますが、リオンは自分の魔力が皆無だと、思っていましたよね?」
(いきなり名前を呼ばれたことが、とても恥ずかしかったけど、それより気になることがあった。俺は自分自身の魔力が皆無だと思っていた?)
「…意味が?」
リビアは深刻そうな顔をしながら答えた。
「恐らく……封印です」
リオンは意味が分からず変な声を出した。
「へ?―――」
最初のコメントを投稿しよう!