十七歳の誕生日

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  ―昼休み 「ねえねえ、唯依」 千紗がお弁当を食べながら少し興奮ぎみに話しかけてきた。 「なに?なんでそんなにも  テンションが高いのさ?」 私は数学が二限もあったから、テンション下がりぎみなんだ。 万年クラストップで理系が大得意な千紗が羨ましいよ。 「唯依聞いてる?」 「……いーなー」 完全に千紗を無視して、上の空になっていた。  
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