世界の始まり

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  ある分身は、この世界に光が欲しいと言って、"火"を生み出しました。 またある分身は、荒れた地に潤いが欲しいと言い"水"を、違う分身は"植物"をそれぞれ創りました。 皆次々と創っていく中で、一人の分身はこう思いました。 『自分と同じ"人"が欲しい。  たくさんの仲間が欲しい』 と。 違う分身が、それは私が創る生き物たちと一緒ではないかと問いましたが、その分身は首を横に振りました。  
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