十七歳の誕生日
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「そういえばさっ」 千紗が急に身体ごと唯依の方に向きを変えた。 「なに?」 「明日唯依の誕生日でしょ? だから、どっか喫茶店行って プチパーティーしようよ」 あの記憶力の悪い千紗が、誕生日を覚えているなんて予想外だったので、目を見開いて千紗を見てしまった。 そんな反応に千紗は、少ししかめっ面で唯依を睨む。 「なんかひどい反応だなー」
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