十七歳の誕生日

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  たとえ、明日が自分の誕生日でも。 なんでもこのパーティーは全国の高校生を対象とした、これからの教育のためのものらしい。 唯依には全く興味ないものなのだが。 「ってな訳で……」 「この白い紙がどうしたの?」 千紗が便せんを不思議そうに眺めていた。 白い紙? ちゃんと文字が書いてあるでしょうが。 「何も書いてないよ」  
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