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精神装甲は精神装甲を持つ者にしか見えない。
精神装甲の強さは心の強さに比例する。他の精神装甲を破壊する度に吸収し強くなる。
精神装甲は、大きな精神的ダメージか、精神装甲による攻撃を与えられた場合に発生する。
後者の場合、人体に失明、言語障害などの影響が出る場合がある。精神装甲を持たない者が、精神装甲による『悪意ある攻撃』を受けた場合、大抵が死に至る。
精神装甲は大まかに3種類に分類される。体の一部に現る『パーツ』、独立して動く『フルオート』、全身を覆う『フルメタル』。
フルオートの精神装甲は極めて少ない。常に自分を俯瞰できる者などが精神装甲を得た場合、フルオートの可能性が非常に高い。
パーツの精神装甲がほとんどで、基本的に腕や足に現れる精神装甲が多く見られる。これは人間が手や足に、手袋をはめたり靴を履いたりすることからイメージしやすいものだからと推測される。またコンプレックスが強い箇所に現れるケースも多い。
フルメタルは全身を覆う精神装甲。よって一番目に付きやすい。フルオートは誰の精神装甲なのかがわからないため戦闘で離脱しても、能力者が誰だったが分からない。フルオートが戦闘の際、一番有利に思われがちだが能力者自体を守るものがないためフルオートを無視して本体である能力者を先に倒されると終わりである。
その点フルメタルは能力も高く、また本体を精神装甲が覆っているのでフルオートのようにはならない。しかし、発動すると自分から居場所を教えるようなものなので、相手を把握しないまま発動すれば不利な状況から始まってしまう。
フルオートは本体から遠ざかれば遠ざかるほど動作の精密さが失われる。本体から視覚的に遮断された場所にいる場合も当てはまる。
視力を失っているものは動作の精密さが上下することはないが、その精神装甲が視力を補うものなどでない限り、戦闘ではまず勝てない。
この能力は心が揺れる成長期に発生しやすい傾向がある。中学生から高校生が当てはまる。もちろん幼稚園児の能力者もいれば90を超えた老人もいるので一概にそうだとは言えない。
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