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きっと、大丈夫。
お姉ちゃんと2人なら大丈夫。
きっと、幸せになれるから頑張る。
幼い私は星空を見ながら、ありったけの金を握りしめ誓った。
何も知らなかった。
ううん。
知らなくて当たり前。
知るには早過ぎた。
浅はかな誓いを立てれる私は、まだ幸せだったのかもしれない。
だってもう今は誰も信用できない。
この暗く、薄汚れた社会。
そんな世界に私は13歳で突き落とされた。
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