羽をもがれた蝶
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『……………最低。 あんたの事、絶対に許さないから』 モニターからのすすり泣く声にも、容赦なく恭平はボタンを押し、回線を断ち切った。 不気味なくらい静かになった部屋に、私達2人。 「…クッ、アッハッハッハ」 恭平の泣き声のような笑い声。 目と耳を塞いだままの私。 「……終わりだ。何もかも」 鮮明に聞こえたその言葉に目を開いた。
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