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助けて、先生…。
ゴメンね、先生……。
もがきながら水の中を沈んでいくように、息ができなくなる。
押し潰された私の感情。
だけど、今の私に仁科を信じて立ち上がる事もできない。
受け入れて欲しい人に拒否されるのが怖いから、心に予防線を張り巡らせる。
それは、心を閉ざす事。
私には、この方法しか持ち合わせていない。
やっぱり感情なんてあるだけ無駄で、過去はいつまでも私を苦しめて、やっと光に届くと思っても、また闇の中へ溺れていくのだ。
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