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「お~今は買い物の最中なんだよ、夜にでも連絡する」
「あ~そ~なの?はいよ~」
肝心の裕太がまだ西希司に戻ってきてない。
電話を切った僕は何もする事がなくなった。
そして再び窓から外を覗き込んだ。
「暇だ~…」
帰ってきたはいいが、特にする事がない。
まだ時刻は午後三時。真夏の炎天下の日差しは、僕の肌をこんがりジューシーに焼こうとしているようだ。
部屋の中なのに汗が出るなんて…
「あ…」
窓を開けていなかった。
さて、僕は部屋の窓を開けて快適な空間を手に入れました。
「いい~風だ~」
額から滲み出した汗が風に冷やされ、とても気持ちいい。
「こんな日はアイスなんか食べたくなるよね~」
僕の思考の中にアイスクリームが入り込んでくる。
「やややっ!邪念は振り払え!」
頭の中のアイスクリームは強敵で、僕の頭から出て行こうとはしない。
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