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正確には義理の妹。
両親も義理の両親。
僕は本当の両親を知らなかった。
「西希司はなんか変わったことなかったか?」
「えぇ~っと~、まこちゃん商店に新商品ミステリーおむすびが出たよ~」
「………」
「………」
「いや~平和だな~。平和すぎるぜ~」
「うん!平和だよ~!」
僕たちは西希司の中心の通りを上る。
西希司島は中心に向かえば向かうほど高くなってゆく。
多分どこの地域もそうだろうけど、この島は山がある分その傾斜がキツくなってる。
僕達の実家は坂を少し上った場所にある。小中学校のすぐ下だ。
久しぶりの我が家を見て、なんだか異様にテンションが上がる。
「うわぁ!やべーじゃん!帰って来ちゃたよ!」
「お兄ちゃんノリノリだね!」
二階建ての普通の一軒家。俺の育った家。
「ただいま~」
「ただいま~」
同時に家に入り、そして同時にただいま~を言うと、待ちかねたかのように奥から母さんが登場した。
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