第二章 終焉の始まり

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    焔竜は静かに語り始めた。         今から700年ほど前…       この国は、誰もが野心の赴くまま戦をくり拡げていた。       そんな中…       我が国の稀少職『侍』と『忍者』両方を極める若者が現れた…           その者こそが我が国の初代将軍…       『白竜』。       彼は…この国だけでなく、海の向こうの国とのやりとりを重視した。       そして…       初代将軍でありながらも国政を人任せにしながら…       ある者供と国に戻る。         ある職業を極めた者達7名。       その者達を武具に変え…       白竜は語ったという。         『この7つの武具こそが世界を平安に導くであろう!!』         ひれ伏す民の中…白竜は息子に囁く…         白竜「水竜よ…。もしこの国に…『銀』を扱う者達…錬銀術士が来たならば…全力をもって協力をしてくれ…」         と…。         スギラウ「…。」       スージ「…。」         あっけにとられた2人を見ながら焔竜は話を続けた。         焔竜「つまりは…私も学んでおる。…祖先である白竜(はくりゅう)…いや…君達の言語では、パイロン…パイロ?」       スージとスギラウは全てを察した。         スージ「…パイロ様。」       スギラウ「…オレ達の起源は…ヤパーナなんだな。」     
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