スタート!

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「僕も…たの―――――」 「なっおー!」 エイヤッと修が直道の背中に飛び付いた。 「泉君?ちょっと…痛い痛い…」 「血ぃ結構出てんなぁ。後でシンに治して貰いや」 っしょ、と背中から降りた修は直道を見てニッと笑った。 「やったな、おい」 「ああ、ありがとう。結構うるさかったけど…」 「何言ってんねん!この応援があってこそやろ?」 遠くで騒いでるのを残りのメンバーが眺めていた。 「なんかあの絡み…なお辛そう…」 と大聖。 「シンに治療させなあかんちゃうん?」 と周矢。 「そう、俺もはよ治したいけど…あのチビ…」 とシンがぼやく。 「まぁまぁ…」 と勇聖がなだめた。 「これってどうなんスか?」 タカヤがロゼに訊ねた。 「ん?」 「あの凄腕コマンダーの半分の力がこんなもんって…読者の人ら一様に首をかしげますよ?」 ロゼは何も答えなかった。 しばらくした後、その口から衝撃的な言葉が飛び出した。 「次は誰にすっかな…」
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